こんにちは、けんちょぴ(@kenchopi17)です。
TOKAIホールディングス(3167)の株主優待は年2回あり長期保有中です。なんで株を購入しましたのか、どのような魅力があるのか解説していきます。
(以下よりTOKAIとします)
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TOKAIの事業内容は?
TOKAIは静岡が本拠地にしていて、東海地方では有名な企業のようです。CMもよく流れているようですね。(私は関東圏ですので、有名なのかは正直分かりません)
TOKAIガスやTOKAIケーブルネットワークがあるように、主に『ガス及び石油』、『情報及び通信サービス』、『CATV』、『建築及び不動産』、『アクア』、『その他(婚礼保険代理店)』の6つの事業に分けることができます。
実に静岡県、関東を中心に288万件のお客様が存在します。その中でも現在は『ガス』、『ブロードバンド』、『CATV』が中心で、2017年からはMVNOでもある格安SIM事業『LIBMO(リブモ)』にも乗り出しました。
事業自体安定しているためなのか、「あいおいニッセイ同和損害保険」や「東京海上日動火災保険」、「静岡銀行」、「三井住友銀行」、「みずほ銀行」など金融系の会社が筆頭株主となっております。(株式保有順)
このような金融系の会社は流動資産を持つことを義務付けられています(でしたっけ?)。そのため、「資産として計算できている≒株価が落ちにくい」ということだと思っています。
TOKAIの業績はどうなの?
2017年度は過去最高益を達成しており、今後も伸びが予想されます。
引用;TOKAIホールディングス決算資料(20108/5/9)
M&Aも積極的です。CATVは2社をM&Aしています。それは東京23区の東京ベイネットワークと岡山県のテレビ津山です。ガス事業に関しても既に確定しており、現在26案件の1,900億円のM&A案件を検討しているようです。
中期経営計画も強気で、売上高を2016年から4年間の間に2倍とすると発表しています。M&Aを含む見込みのためでしょうか。
ROEは10%を越えておりますので、優良企業と言っても良いでしょう。
(ROEは日本企業の場合、5%が平均的で10%を超えると優良企業と言われています)
引用;TOKAIホールディングス決算資料(20108/5/9)
格安SIMであるLIBMOの会員件数は14万件まで伸ばす計画ですので、情報通信事業も今後にも期待が持てます。
顧客件数も順調に増えており、2017年度は31万件(12.2%)の増加でした。
TOKAIの株主優待は何?
9月末日と3月末日に100株以上保有者に株主優待の権利が与えられます。実際に株主優待の案内が来るのは、およそ3ヶ月後の6月と12月です。案内が来てから実際にはがきで株主優待を申し込みますが、申し込み後およそ1ヶ月後に届きます。
その中でもTOKAIの株主優待は大きく分けて5つあります。
共通. 『ヴォーシエル』または『葵』20%OFF券&『グランディエールブケトーカイ』10%OFF+10万円割引券
スカイレストラン『ヴォーシエル』または鉄板焼『葵』の20%OFF券です。
今までは『ヴォーシエル』のみでしたが、2018年9月の株主優待から鉄板焼『葵』も使えるようになりました。そもそも鉄板焼『葵』は2018年9月25日オープンのようですね。
難点は静岡駅前の葵タワーのみでしか使用できないことです。静岡県民や静岡駅に訪れた方はぜひ一度行ってみてください。
『』10%OFF+10万円割引券です。こちらも葵タワーのみしか利用できません。また、割引上限は合計20万円までです。
結婚式は何回も行わないと思われますが、出費が高くなりますので、最大20万円OFFは嬉しいですね。
A. アクア商品
これが大きな目玉です。保有株数に応じて、『富士の天然水きらり』または宅配サービスでもある『おいしい水の宅配便』が貰えます。
- 100-299株 おいしい水の宅配便 → 12L × 1本 または
富士の天然水きらり → 500ml × 12本 - 300-4,999株 おいしい水の宅配便 → 12L × 2本 または
富士の天然水きらり → 500ml × 24本 - 5,000株以上 おいしい水の宅配便 → 12L × 4本 または
富士の天然水きらり → 500ml × 48本
100-299株はおよそ2,050円相当、300-4,999株は4,100円相当、5,000株以上は8,200円相当となっており、全株主優待の中でお得度が一番あります。
水はいくらあっても困らないので、おすすめの株主優待です。
B. 商品券
商品券を選択すると、保有株数に応じてQUOカードが貰えます。
- 100-299株 500円分
- 300-4,999株 1,500円分
- 5,000株以上 2,500円分
クオカードは使用期限等気にする必要が無いので、人気の株主優待です。
C. ヴォーシエルお食事券
ヴォーシエルで使用できるお食事券が保有株数に応じて貰えます。
- 100-299株 1,000円分
- 300-4,999株 3,000円分
- 5,000株以上 5,000円分
ヴォーシエルってどこだよと思った方、実はJR静岡駅前葵タワー最上階(25F)で運営するレストラン名のようです。地上110mで市内を一望できるスカイレストランで、夜景が綺麗なようです。静岡に立ち寄った時にはぜひ訪れてみてください。
(ヴォーシエルのHPはこちらです)
株主優待時に一緒に同封されているヴォーシエルの20%OFF券と、このお食事券は併用可能のようです。
静岡県民にとっては嬉しい株主優待ですので、素敵な夜景が見たい方は選択する候補に入ると思います。静岡駅にしかありませんので、静岡県民以外には使いづらい優待ですね。
D. TLCポイント
TLCポイントとはTOKAIのTOKAIの自社ポイントです。いわゆる楽天ポイントやTポイントのようなポイントです。こちらも保有株数に応じて貰えるポイントが変動します。
- 100-299株 1,000ポイント
- 300-4,999株 2,000ポイント
- 5,000株以上 4,000ポイント
このTLCポイントポイントはTOKAIグループのLPガスやアクア等の支払いに充当することができます。
この株主優待ってめっちゃお得です。実はこのTLCポイントはWAONと交換することができます。
ミニストップやイオン系列のお店が近所にあるならば、クオカードよりも還元率がよくおすすめです。1TLCポイントから1WAONに交換できるので、端数を気にしなくて良いのが地味に嬉しいです。恐らく交換手数料もないので、貰ったポイント丸々WAONに使用することができます。
以前まではSuicaとも交換できたのですが、受付終了となってしまったようです。
残念なことに、このTLCポイントを貰うにはTLC会員にならなくてはなりません。TLC会員は対象サービスを利用している人のみが発行できるようです。対象サービスは「LPガス、都市ガス、アクア、インターネット、LIBMO、ケーブルテレビ、インテリジェントホーム、セキュリティ、電気」です。(詳細はこちら)
私はLIBMOを契約したので、TLC会員になれますが、上記のどのサービスも利用していない方は、TLC会員になることができません。
E. LIBMOの月額料金割引
こちらは2018年9月に新設されました。株式保有数に応じて6ヶ月間のLIBMO割引となります。
- 100-299株 350円/月
- 300-4,999株 850円/月
- 5,000株以上 1,880円/月
LIBMOはTOKAIコミュニケーションズが提供している格安SIMです。キャンペーンも頻繁に行っており、200円でスマホを持つことも可能となります。
実際に私もこのLIBMOを利用していますが、大手キャリアと比較しても特に不自由なく使えています。通信速度の数値は大手キャリアに劣りますが、体感速度はそこまで感じません。
\今なら最大6ヶ月間1,000円引き/
同じように株主優待でスマホや格安simが割引になる会社をまとめました。
株主優待のまとめ
株主優待 | 100-299株 | 300-4,999株 | 5,000株以上 |
アクア商品 | 12Lボトル×1本 or 500ml×12本 | 12Lボトル×2本 or 500ml×24本 | 12Lボトル×4本 or 500ml×48本 |
クオカード | 500円分 | 1,500円分 | 2,500円分 |
ヴォーシエルお食事券 | 1,000円分 | 3,000円分 | 5,000円分 |
TLCポイント | 1,000円分 | 2,000円分 | 4,000円分 |
LIBMO(6ヶ月割引) | 350円/月 | 850円/月 | 1,880円/月 |
TOKAIの株主優待の中で、誰にでもおすすめなのは『アクア商品』または『クオカード』です。
静岡県民ならば『ヴォーシエルお食事券』も良し、TLCポイント会員ならば『TLCポイント』、スマホ運用を考えている方ならば『LIBMO』とその人にあった株主優待を選択することができます。
TOKAIの配当はいくら?
2018年度の配当は特別配当を含めて1株28円(22円+6円)と増配されました。
引用:TOKAIホールディングスHP
グラフを見ると、ほとんど変わらない水準でしたが、2016年から増配を続けております。
しかし、配当性向は43%と日本企業では平均的な値です。参考までに、高配当でもあるオリックス(8591)であれば、配当性向は27%となっております。
配当性向が高ければ高いほど良いと言うわけではありません。配当性向が低ければそれだけ事業投資に回せますので、株価の伸びが期待できますしね。
株価が現在(2018/6/24)1,091円ですので、配当利回りはおよそ2.6%です。
TOKAIの魅力のまとめ
<TOKAIの株価の推移>
およそ500円から地道に右上がりで成長しています。2018年に入り、1,000円を割っていませんが、少し下落気味です。
上記をまとめると、投資してよい企業と判断できますが、大幅な値上がりはそこまで期待できないでしょうか。株主優待目当てで100株保有しておくのが一番良い選択かと思われます。
- 株主優待が豊富
- 株価が緩やかに右肩上がり
- 4年後には売上2倍を目標
- M&Aによる成長も見込める
株を購入するならGMOクリック証券がおすすめです。