国内には証券会社がたくさんあります。野村證券やSMBC日興証券、大和証券など、いわゆる大手企業からネット証券と呼ばれるSBI証券、松井証券、GMOクリック証券など多数存在します。
その中で、楽天証券の口座開設をすると、どのようなメリットがあるのか解説していきます。楽天サービスのシナジー効果を受けるためにも、かなりおすすめの証券会社です。
ネット証券の人気ランキングでは、1位SBI証券に次いで、楽天証券は2位に位置しています。
- 楽天証券の魅力・メリット
- 他証券会社にはない、楽天証券独自のサービス
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私が考える証券会社を選ぶ際のポイントは何?
株式売買を始めるにあたり、私が重視しているポイントは下記のとおりです。
- 手数料の安さはどうか
- 証券会社の公式HPやアプリの使いやすさ(UIの使い勝手)はどうか
- 株式のみならず投資信託など様々な商品に対応可能か
- 独自サービスに魅力があるのか
上記観点から私は下記6証券口座を開設しています。どれも年会費など掛からず完全無料で維持できますので、とりあえず開設しても良いかもしれません。
- 楽天証券
- GMOクリック証券
- SBI証券
- tsumiki証券(つみき証券)
- 松井証券
- マネックス証券
上位5つの証券口座はフル稼働していますが、マネックス証券はもう使用していません。今回はこの中で楽天証券のメリットを紹介していきます。
楽天証券のメリット1. 売買手数料が業界でも安値
『超割コース』と『超割コース大口優遇』の2通りがあります。
取引金額 | 超割コース | 超割コース・大口優待 |
5万円 | 50円(税込54円) | 0円 |
~10万円 | 90円(税込97円) | 0円 |
~20万円 | 105円(税込113円) | 100円(税込108円) |
~50万円 | 250円(税込270円) | 238円(税込257円) |
~100万円 | 487円(税込525円) | 426円(税込460円) |
~150万円 | 582円(税込628円) | 509円(税込549円) |
~3,000万円 | 921円(税込994円) | 806円(税込870円) |
3,000万円超 | 973円(税込1,050円) | 851円(税込919円) |
現物取引は2種類の手数料です。大口優待の条件は下記の通り、初心者にはかなり厳しい条件ですので、一旦無視してもらって大丈夫です。
超割コースを代表的な他社と比べてみます。
証券会社 | ~10万円 | ~20万円 | ~50万円 | ~100万円 |
GMOクリック証券 | 95円 | 105円 | 260円 | 470円 |
SBI証券 | 97円 | 113円 | 270円 | 525円 |
楽天証券 | 97円 | 113円 | 270円 | 525円 |
松井証券 | 0円 | 324円 | 540円 | 1080円 |
マネックス証券 | 108円 | 194円 | 486円 | 1620円 |
カブドットコム証券 | 97円 | 194円 | 270円 | 1069円 |
残念ながら業界最低水準はGMOクリック証券であり、楽天証券は2番目に株式売買手数料が安いです。多くの方が中長期で株式を保有していると思いますので、この程度の差額ならばGMOクリック証券でも楽天証券でも変わらないと思います。
どうしても株式売買手数料でさえも、無駄にしたくないという方はGMOクリック証券をおすすめします。GMOクリック証券ならば、株主優待を使用することで手数料もキャッシュバックを受けられます。
現物取引ではなく、信用取引の手数料は下記の通りです。
取引金額 | 超割コース | 超割コース・大口優待 |
~10万円 | 90円(税込97円) | 0円 |
~20万円 | 135円(税込145円) | |
~50万円 | 180円(税込194円) | |
50万円~ | 350円(税込378円) |
まず、初心者の疑問として、現物取引と信用取引の違いがあると思います。
現物取引は、お客様の自己資産により行う取引です。 信用取引は、証券会社に担保を差し入れ、金銭もしくは有価証券を借りて行う取引です。 現物取引と違い、株式をお持ちでなくても、貸借銘柄や当社が選定した銘柄について、売りから取引をはじめることが可能です。
引用:SBI証券
例えば、自分の手持ちに10万円を持っていたとすると、
- 現物取引:10万円までの株式しか購入できない。
- 信用取引:10万円を担保に100万円分まで株式を購入できる。
の、ように表現できます。つまり信用取引は自分の手持ち以上のお金で株式を購入できます。
これを上手く利用すると、莫大な利益を得ることができますが、同時に莫大な借金を負うこともあります。まさにハイリスクハイリターンです。よく株で失敗して借金が残る方はこの信用取引を行っている可能性が高いです。間違っても初心者は手は出さないようにしましょう。
長くなりましたが、ここで言いたかったことをまとめます。
楽天証券の株式売買手数料は、業界最安値ではないが、十分安い。
楽天証券のメリット2. 楽天ポイントが貯まる
楽天証券では株式取引手数料が100円ごとに1ポイント貰えます。まさに様々なサービスを手がけている楽天の総合力があるからこそ、このポイントに意味があります。楽天モバイルの支払いに充てたり、楽天市場
ちなみに、貯まるポイントは2種類から選べます。
- 楽天スーパーポイント
- 楽天証券ポイント
楽天スーパーポイントは楽天カードや楽天市場で使用しているので、聞き覚えのあるポイントだと思われます。ここで1つの疑問として楽天証券ポイントって何?
楽天証券ポイントとは、楽天証券独自のポイントとなります。この楽天証券ポイントは、楽天スーパーポイントやJALのマイルと交換することができます。
JALのマイルを貯めたい方以外は、そもそも楽天スーパーポイントで貯めてしまった方が手間が省けて良いでしょう。
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楽天証券のメリット3. 日本経済新聞が無料で読める
日経新聞を読んでいる方に朗報です。
楽天証券の口座を持っていると『日経テレコン』を無料で読むことができます。日経テレコンとは下記5つのことを指します。
- 日本経済新聞
- 日経産業新聞
- 日経MJ(流通新聞)
- 日経地方経済面
- 日経プラスワン
毎日新聞を取っている方は、これで固定費が削減できます。月々おおよそ4,000円ほどの固定費削減となります。その分、投資信託を購入して年率5%程度で運用してみませんか。
日経テレコンが読めるだけでも、
楽天証券のメリット4. 投資信託がクレジットカードで投資可能
楽天証券では楽天カード(クレジットカード)から投資信託が購入できます。これの何がメリットかと言うと、投資信託購入分の楽天ポイントが1%貰えることです。
通常、銀行などで投資信託を購入する場合、銀行口座からの自動引き落としのため、ポイントは一切付きません。詳しくは下記にて記事を書いていますので、ご覧ください。
このようなクレジットカードで投資信託が購入できるのは、2019年5月現在だと下記3社のみです。
- 楽天証券
- tsumiki証券(つみき証券)
- マネックス証券
この中でおすすめなのが、やはり楽天証券です。何度も言いますが、理由は他の楽天サービス(楽天モバイルや楽天市場
楽天証券のメリット5. 楽天市場のSPUでポイント+1倍
簡単な3つの条件を達成すると、楽天市場でのお買い物がポイント1倍アップします。
紛らわしいのですが、500円分以上の投資信託を購入する際に、1ポイント以上楽天スーパーポイントを使用すれば良いだけです。
お気づきかもしれませんが、楽天証券では、株式売買手数料で貯まった楽天スーパーポイントで投資信託も購入可能です。
楽天証券での投資信託の買い付けは100円から可能です。そのため、一切現金を使わずに、ポイントのみで投資信託を購入することも可能です。
しかも、投資信託購入は積立投資をすることも可能なので、たった1回設定をするだけです。
私は毎月5万円分の投資信託を積立していますので、毎月5万円×1%=500ポイントが返ってきます。つまり投資信託を積立購入していると、半永久的に楽天市場の買い物がポイント+1倍となります。
期間限定ポイントとなりますが、楽天サービスを利用されている方にとっては、かなりのメリットです。実際私も2ヶ月に1回程度、楽天ふるさと納税をしていますので、その代金に充てています。今後は楽天モバイルを契約しようと思いますので、そのスマホ代金に充てていく予定です。
楽天証券で貯まったポイントが、楽天モバイルや楽天市場
楽天証券のメリットのまとめ
一旦、ここでおさらいです。
- 売買手数料が業界の中でも安値
- 楽天ポイントが貯まる
- 日経新聞が無料で読める
- 投資信託がクレジットカードで投資可能
- 楽天市場のSPUでポイント+1倍
とにかくここで推したいのは『楽天市場でが貯まる&(条件を満たせば)楽天市場のSPUでポイント1倍』です。
条件も難しいものではなく、『(1ポイントでも使用して)投資信託を毎月500円以上購入する』だけです。積立投資をおすすめしており、一回でも設定してしまえば、半永久的に+1倍となります。
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ここからはメリットと言えないかもしれない、楽天証券の特徴を紹介していきます。
楽天証券の特徴1. 楽天銀行とマネーブリッジで連携すると普通預金の金利が0.1%になる
メガバンクと比較すると100倍の金利です。とは言ってもメガバンク自体0.001%のため、そもそも利息は微々たるものですので、100倍となっても微々たるものです。
例えば30万円預けたとすると、
- メガバンク:30万円の0.001% → 3円
- 楽天銀行 :30万円の0.1% → 300円
はい。100倍と言っても、そもそも貰える金額が少ないので、そこまで魅力的なことではありません。しかし、貰えるものは貰っとく精神です。少なくても楽天銀行に預けておいた方がお得です。
楽天証券の特徴2. 国内ETFの売買手数料は0円
前述の通り通常株式売買には手数料が掛かります。しかし、対象の国内ETFは売買手数料が0円です。しかも、対象銘柄は85銘柄と他社を圧倒しています。
楽天証券 | 85銘柄 |
---|---|
SBI証券 | 0銘柄 |
カブドットコム証券 | 8銘柄 |
松井証券 | 0銘柄 |
マネックス証券 | 3銘柄 |
※2019年4月時点
対象銘柄も国内株式から国内REIT、国内債券に海外株式、海外リート、海外債券と多種多様です。狙っているETFがある場合は、楽天証券での購入がお得です。気になる方は、
楽天証券の紹介の最後に
さて、最初に挙げた『私が考える証券会社を選ぶ際のポイントは何?』で楽天証券はどのような特徴があるのでしょうか。
- 手数料の安さはどうか
→GMOクリック証券には及ばないが、十分安いと判断できる。 - 証券会社の公式HPやアプリの使いやすさ(UIの使い勝手)はどうか
→すっきりしていて、わかりやすい。 - 株式のみならず投資信託など様々な商品に対応可能か
→海外株式の他にも、投資信託も購入可能。十分幅広いと思える。 - 独自サービスに魅力があるのか
→楽天ポイントが貯まり、そして使える。
上記を鑑みると、楽天証券はかなりおすすめの証券会社です。やはり最大の魅力は、楽天グループシナジーとして、楽天ポイントが貰える、楽天ポイントが使える、楽天市場でポイントが増えることでしょう。
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